でんちゃんの最高水準音楽講座Vol.3
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
0213でんちゃん ◆zDNA2e8k
02/04/05 14:12ID:dWdPWGiQよっしゃ、講義始めるで。今回はメンデルスゾーンやな。
お前ら、メンデルスゾーンが12歳の時の肖像画って見たことあるか?
まあ、大金持ちの育ちのええ“おぼっちゃん”の典型やな。ほんで、メチャメチャ奥ゆかしい。
小学校で同じクラスやったらイジメてるな。せやけど、こういうヤツ、本気で怒らしたら怖いんやで。
なぜなら、メンデルスゾーンは頭が良かった。しかも、研究熱心なんやな。
マタイ受難曲の歴史的再演やったことにも表れているように、
バッハ〜ベートーヴェンを徹底的に研究して知り尽くしてたんや。その自信たるやものゴッツイ。
当時、ベルリオーズ、シューマン、ショパンらの“新しい”音楽とは頑として相容れへん。
そういう所にどことなくメンデルスゾーンの音楽はきれいやけど物足らんちゅう印象を持たれる。
せやけど、晩年に作ったオラトリオの題材。エリヤや。もちろん、メンデルスゾーンは
ユダヤ人やけど、ルター派に改宗しとった。「奥ゆかしい」性格っちゅうのも当時のドイツに住む
ユダヤ人にとって処世術やったんやな。けど、最後にエリヤ持ってきよる。
エリヤちゅうのは旧約聖書に出てくるけど、ユダヤの選民思想の塊みたいなオッサンやわな。
習得したドイツの教養人としてではなく、ユダヤの血が最後に大噴火したんや。
第2部の26曲アリア「主よ足れり」からレチタティーヴォ挟んで、28曲の天使の三重唱に来るところ。
苦難を強いられたところに射す神の閃光やな。ほんで、終曲の合唱「かくて汝らの光は」で、堂々と終わる。
こうなったら、ハーモールもそうやけど、宗派とか関係ないわな。
イスラエルの地に生まれた思想を題材にした人間賛歌や。
38年の短い生涯やったけど、中身はメチャメチャ濃かったんやな。ほなな。
来週は特別講義「トーキョー・リング」を行う。
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています