【講義32】
よっしゃ、講義始めるで。今回はシューマンを取り上げる。
シューマンて見た目かっこええわな。言いよることはもっとかっこええ。
「芸術作品ちゅうのは、それぞれ思想と意味を持っとって、それが形式をつくるんや。
形式に当てはめて芸術作品をつくるんやない」
いつの世でも、既存の価値観、体系でしか、ものごと判断できんヤツがいたんやな。
シューマンはそういう評論家の恰好のターゲットになったんや。
けど、この言葉どうや?見事に言い負かしとる。ほんで、またその上に作りよった音楽が
ゴッツイから、より説得力あるわな。
ピアノ五重奏曲。メチャメチャかっこええ出だしやわな。ピアノと弦楽四重奏が対等に渡り合って、
新しい世界築きよった。ほんで、その後続くメロディーの美しいこと。
シューマンはロマン派を開花させた、ちゅなことよう言われるけど、納得してまうわな。
交響曲も、もちろんピアノ協奏曲もええんやけど、この五重奏にシューマンのロマンティシズムが
凝縮されとるように感じる。フィナーレで1楽章の主題が再現されるやろ。
ほんまゾクゾクするな。ほなな。次回はまたメシアンの続きや。