キーシンスレッド
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0641名無しの笛の踊り
02/09/18 19:45ID:AC7Ba/+uもちろん、彼の演奏に賛辞は惜しまない。
しかし、例えば5年10年経ったときの彼の『展覧会の絵』は、
おそらく、相当変わっているはず。
例えば「遊び的な部分」に関してはもっとおもしろいことができたんではないかな。
これに対して、未来の彼のショパン演奏は、変わるとしても、
過去の演奏と「別の価値を持つ」ということを意味するんじゃないかな。
つまり、これまでのものがすでにこれ以上は考えられない評価に値するってこと。
これ以上のものはキーシン自身でしか、作れないでしょうね。
そしてリスト作品の演奏は過去・現在・未来、考えられる限り、
リスト本人も予想していなかったような
素晴らしいものとして、評価され続けると思う。
それは、彼がジョルジュ・シフラのようにリストのレパートリーにおいてばかり、
それもヴィルトゥオージティーがクローズアップされた取り上げられ方で
評価されてきたのと違うからこその評価だ。
キーシンて、ヴェルビエでは朗読会をしたり、
小さな頃から、テレビなどで自作の詩を朗読したりしていたなんていうから、
彼の中では叙情的感覚より、叙事的感覚のほうが強いのではないかと思う。
そんなことを仮定すると、
リストでの完璧としか言いようのない演奏の理由が少し見えてくる。
リストって、一見叙情的な曲であっても、決して情にすべてをゆだねない。
そういう音楽作りをしていると、個人的には考えている。
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