ハンス・ユルゲン・ワルターの新世界は2種類ある。Summit盤/プロムジカ交響楽団/[SUMMIT SUM1013]
とファブリ名曲集の25センチ日本コロムビア盤/ハンブルク・プロムジカ交響楽団/[GES-2021]

Summit盤は第1楽章の繰り返しがあり、日本コロムビア盤は繰り返しがない。初めに聴いたのは
日本コロムビア盤だったが、それまでにストコフスキーやトスカニーニ、バルビローリ、アンチェル
バーンスタイン、クーベリックなど聴いていたが何か演奏に納得が行かなかったのだがハンス・ユルゲン・ワルター
の新世界/日本コロムビア盤の自然で勘所を押さえた序奏部を聴いて唸ってしまった。驚きだった。
新世界の真価が分った感があった。何という盛り上げ方!自然な流れ!
Summit盤を聴いた時はこの驚きにさらに輪をかけた新鮮な感動を覚えた。てっきり同じ演奏と思って
いたからだが、第1楽章の弾むような繰り返しには度肝を抜かれた。驚きだった。
そこには手垢を拭った正に輝くばかりのドボルザークの新世界の音楽があったのだ。
2枚とも演奏は甲乙つけがたいが録音や演奏形式という点でSummit盤をハンス・ユルゲン・ワルターの新世界
のベストとして挙げたいと思う。弦楽器が小人数の響きはするものの演奏としてはこの曲の代表盤
だと思う。ハンス・ユルゲン・ワルターの代表盤を1枚としたら「新世界」Summit盤[SUMMIT SUM1013]なのかも
知れない。