ハンス・ユルゲン・ワルターの振るプロ・ムジカ交響楽団(ハンブルク)は、
なかなか優れた団体のようで、管も弦も際だっていますね。
特にファースト・ヴァイオリンに良いプレーヤーが集まっているせいなのか、
録音はこのパートを左ちゃんねるで近めに捉えているものが少なくありません
(殆どそうかも)。
主体はハンブルク放送響のメンバーなのでしょうか。多分プロムジカは録音用の
団体と思われます?が、オケのプロ(まさに)の集まりのためか、アンサンブル
としてのまとまりも大変優れているようです。
チャイコの「ロメオとジュリエット」等はその力量を味わえる録音だと思います。
(葬送部分に入る直前、争いのクライマックスのティムパの轟きに、譜面台かスタンドが
共鳴してガシャガシャガシャー、と入っているのがなんともスゴイ録音ですね)

プロムジカの演奏に続けてハンブルク交響楽団を聴くと、やはり技術的に落ちるのが
ハッキリしてしまいますが、ハンブルク響はこれで素朴な演奏が魅力ではあります。
オットー・シュミットという人が振ったハンブルク響の「英雄(ベト3)」はなかなか
イケル演奏です。

ちなみにプロ・ムジカ交響楽団というのは、ヨーロッパではパリにも同名の団体があって、
録音が発売されていた60年代には良く混同されたりしていたようです。何処で録音の
ロケーションがなされたのかハッキリ明示してあるか、演奏者団体名の後に括弧付けで
どちらのなのか書かれてないと、指揮者くらいではなかなか判断できないようでした。