>>247
第2次世界大戦前後で根本的に変わった、というのはヨーロッパ前衛の
主張だね。そういって自分たちをユニークに見せようとしたんだと思う。
でも、実際はそんなに変わってないと思われ。

>>254
さまざまな意見は尊重したいけど、でもブーレーズはヨーロッパの伝統の
忠実な継承者だと思うな。南米は、ヒナステラは12音に行ったし、
カーゲルを筆頭に、やはりアヴァンギャルドの影響は受けていると思われ。
エキゾティシズム志向の欧米人が、民族的なものを好んで取り上げて
いるだけじゃないかな。旧共産圏も、ポーランドにせよロシアにせよ、
アヴァンギャルドを一度は志向している。

断絶があるとすれば、むしろ70年代半ばでは。西欧のアヴァンギャルドは
進化論的歴史観の産物で、それの終わりがひとつの歴史の終わり。
ショスタコとブリテンという、より直接的な歴史の継承者もその時死んだ。その後は、新ロマン主義の時代ということになっているけど、あんな
タコツボが主役とは思えないなあ。もちろん、スペクトル楽派とか
新しい複雑性とか、そういう連中も違う。

西欧のアヴァンギャルドは、即興をどう考えるか、という問題に
最終段階でぶつかって、その答えを出せないまましぼんでしまった。
その問題を引き継いで答えを出し、アヴァンギャルドの成果も
批判的に(進化論的歴史観には沿っていないという意味で)
継承しているのが実験的なポップ・ミュージックで、
歴史的にも70年代半ば以降の主役は彼らでしょう。