個人的にやはりルルーの音楽家として、またオーボエ奏者として非常に感銘を受けまして
ただこの人の真似はちょっと危険な感じがしました。話が上手く伝えられないんですが
このルルーって人は多分楽器を始めた時からもうかなり吹けちゃった人だったと思います。
吹いているときに足の先から楽器のベルまで要するに完全に一体になれるんですね。
上手い人が演奏すると楽器が小さく見えるじゃないですか。あれです。
かなり厚めのリードを開きをなくしてそこへ圧の高い息を吹き込んで吹く吹き方だそうで
吹いているときもけっこう顔とか赤くなってますが出てくる音はほんとうに素直で良い音
だと思います。とても安心して聴けるしオーボエってあまり難しくないんじゃないかなと
思わせてもくれます。さっきも書きましたが真似をしようとは思いませんし真似できるもの
でもないと思いますが彼がオーボエという楽器の性能の限界をかなり伸ばしてしまったのでは
ないかと思います。いままで言い訳出来たことが彼のおかげで出来なくなりそうです。
本人も言ってましたが月並みな言い方ですが出来ないと思ったら出来ないんだそうです。
頭から決めつけて考えてしまう傾向に多くの音楽家がなりがちですがそのへんの考え方から
変えていかなければと痛感しました。彼のリードなんてすごく不恰好で変なんですが関係ない
ですね、彼の場合。彼を見ていて僕たちももっとオーボエを楽しいものと思って吹くべきだな
と思いましたね。曲のくわしい解説は省きますがとにかくダイナミックレンジが異常にでかかった
です。あそこまでピアノに落とされると何も言えません。