A.フィッシャーのマラ6、鬼気迫る名演だった。
補聴器のハウリング(第2楽章終了後、たまりかねて団員に切るよう言わさせた)、マーラー慣れしてなくアンサンブルを乱し続けるオケ(バ響)等、普段ならとっくに致命的な悪条件。
でも、それすら気にならない(かなりなったけど)ほど、凄い世界だった。
深くて強いリズム、考え抜かれたフレージング・バランスの指示、「頂点」の構築のうまさ。
いろんな仕掛けも満点。
ハンマー、火薬入り。ピストルのような音を出してた。「3回目」のハンマーはゴングの強奏で代用し、その直後の和音の動機(金管のppのコラールの直前)に最後のとどめの一発。
和音の動機も、第3楽章まで嬰ハ→ハの声部を抑え目にして、第4楽章主部で爆発!


バイロイトの指輪の成功、ウィーンでの指輪チクルス担当といい、なかなか好調ですね。