いい演奏とかいい音楽、あるいは上手下手というのはたしかに曖昧な
言葉で、言葉の定義が人によって違うからいつまでたっても
議論がかみ合わない。

で、いきなりですがレーダーチャートっていうグラフあるじゃないですか。
評価軸が複数ある6角形とか5角形のグラフ。
その評価軸にいい演奏の要素といわれているものをとったとすると、
たとえばいい音楽・いい演奏ってのはそのグラフが比較的
高い水準でまんべんなくバランスがとれているっていう
形だと思うんですよ。まあ人によっちゃそんなのは退屈な演奏だっていうかもしれんけど。

でもねこの演奏はそのうちの一つの項目、まあ「メカニック」だか「指が早く動く」か知りませんが
とにかく異常に突出しているわけですよね。

だからいい演奏かどうかっていうと、それは疑問に思わざるを得ないと思う点も多々ある。
けれど、その一項目について突出している点についてはどうあがいても
これは認めざるを得ないわけです。それを例えば「凄い」という言葉で表現している人がいる。

凄いっていうから議論が堂々巡りしているけど、
「いい悪いはともかく演奏のある一点について異常に突出している演奏」であることは
間違いないと思います。