弦楽器の再生はアナログに限るね!
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0098薀蓄垂れ蔵
NGNGあくまで個人的な見解ですが・・・
SPの良いところは位相の乱れがない点です。位相歪はLPの方が多く、CDではさらに多い。
この位相歪は倍音系列を崩してしまうので、音色の微妙な変化をマスクしてしまうだけでなく、
エネルギーを拡散させてしまうために、ヌケの悪い、遠くまで響かないような「ヘタレ」音に
なってしまいます。SPの音には、実際に新鮮な音色感、朗々と鳴るソノリティ、エネルギッシュ
で歯切れの良いリズム感など、音楽の魅力に直結した重要な部分でLPやCDに対するアドヴァン
テージがあるように思われます。
残念なことに、海外のオーディオ界では常識であるこれらの問題が、日本では歪められて伝えられ
ているように感じます。CDの音質上の問題ではサンプリング周波数=再生周波数帯域など瑣末な
ポイントに過ぎません。初期のデジタルにあった「冷たく、薄っぺらで、ざらざらした音」という
印象の原因は、その後大きく4つと考えらるようになりました。伝送系での反射の問題、高周波の
雑音が低周波帯域に混入する問題、それに特に高域で急激に悪化する位相特性の問題、そしてデジ
タル録音の優れた立ち上がり特性に対応できない、という機器の応答性が不十分である問題です。
この20年間、先進的な(残念ながら主として海外の)オーディオメーカーはこうした問題の解決に
力を入れて来たと思います。Hifiシステムは60年代以来、広帯域/低歪を追求してきました。その成果
もまた素晴らしいものです。そしてデジタル録音の登場でノイズと訣別し、精妙な音場を作り上げる
ことに成功しました。現在ではこのメリット活かしながら、前述のような過去のシステムの持つメリ
ットに学び、いわば精妙でありながら生命感に溢れ、生き生きとした音楽を再生する方向に向かって
いると思います。まだまだ現実的な価格の製品ではLP再生での自然な倍音に匹敵するのは難しいの
ですが、少なくともその原因は周波数帯域の上限などではないと思いますね。
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