レッグとフルトヴェングラーは録音をめぐって対立したらしい。また
レッグがカラヤンを重用するのもフルトヴェングラーには気に入らなかった。

けれどこのたいりつはそもそもナチスの権力抗争が原因だと思う。

もともとゲッペルスが担ぎ出したフルトヴェングラーに対抗して
ゲーリングが呼び寄せたのがカラヤン。
例の「奇跡のカラヤン」という批評ははフルトヴェングラー派への牽制効果もあったのだろうが、
フルトヴェングラーはこれを個人的な侮辱と受け止め、以来カラヤンを敵視するようになったと言われている。

その当時のフルトヴェングラーとカラヤンでは立場も全然違う。
にもかかわらずフルトヴェングラーがあまりにカラヤンを意識し
ことある毎に妨害しようとするので、ゲッペルスが仲裁に苦労しているという
日記が残っている。