ブロムシュテット(1927年生)
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0271名無しの笛の踊り
NGNGシベリウスもオケの響きが美しくてよかったが、
なによりブルックナーの五番が素晴らしかった。久々に感動した。
個々の楽器が音型を明確に示しながらも、全体として美しくまとまった、拡散しない、充実した響きのオケがまず見事。
ところどころにミスがあったけれども、あまり気にならなかった。2管編成という要素もあると思うが、弦が太く強い音でライン
をしっかり描いていたのが素晴らしかった。弦の音型がしっかり聴こえないと、金管がうるさいだけの曲になってしまう。
弦・管の各セクションが見事に溶け合いつつもどの音型も聴こえてくるバランス感覚はオケが立派なのか、ブロムシュテットが凄いのか。
日本のオケでもこれくらいやってくれればなあ。
ブロムシュテットの解釈は、丹念に構築していくようなアプローチでブルックナーの5番
では、その手法が効果的なだけに素晴らしかった。4楽章の最後で様々なの主題が変形・統合されていく過程は、それまでの造形が
しっかりしていたおかげで、大変感動的なものとなった。
1楽章の序奏や2楽章の後半はかなりゆったりしたテンポで進み、逆に3楽章や4楽章の主部はたるみのないテンポで音楽が引き締められていた。
最後のコーダのところで堂々としたリタルダントがあったが、これはご愛嬌というか。まあ、効果的で感動した。
あと、ゲネラルパウゼを長めに取った、独特の間(4楽章の序奏なんか特に)が印象的だった。それに相槌を打つかのように咳をするオヤジが
いたのが残念だが。
もっともっと個々人のレベルが高ければ、(例えばミュンヘンフィルの金管アンサンブルのように)
コラールなんかがオルガンの音みたいに聴こえたのだろうが、それは高望みというものか。
ブロムシュテットは次はどこに行くのだろう。ミュンヘンフィルに行ってほしいなあ。
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