W杯共催で深める日韓相互理解
ヨーロッパを中心に活躍するバイオリニストの諏訪内晶子(30)。
実力だけを頼りに本場で勝負する姿は欧州のチームに移籍した日本人のサッカー選手とも重なる。
今年11月には韓国で初の演奏会を予定、W杯で「日韓の相互理解が深まれば」と期待している。
現在、パリを本拠に演奏活動を続ける諏訪内。
「日本にいても活動はできます。ただ、西洋音楽は西洋で育ったわけだし、
自分の志す道をしっかり進んでいきたい。でも厳しいです。
西洋人と同じレベルだとソリストとして採用してもらえない。
実力ではねのけて、それからやっと調和が取れるんです」
とその苦労を語る。
ヨーロッパで生活しているだけに「中田選手や小野選手の活躍も気になる」そうだ。
「欧州では日本と違って、常に何かを発し続けなければいけない。
音楽でもスポーツでも一歩引くことが美徳とは認められない。
そんな中で自分の意志を強く持ってプレーする日本人がいる。
1人で移動して1人で練習する生活を送っていると、勇気づけられます」
と中田や小野の姿に、自身の思いを重ねる。
米国に留学した時、ルームメートの韓国人から
「私の両親は日本語を話す。なぜだか知っているでしょ」と尋ねられた。
「彼女には日本への嫌悪感があった気がする。
でも、侵略の歴史が韓国で世代を超えてどう浸透しているのか…。
W杯共催で、理解を深め合うため努力するという雰囲気になればいいですね」
とその意義を強調した。(スポーツニッポン)