ケンペとの出会いは30年前BPOとのブラ1でした。とても重厚な演奏で今でも
特別な盤です。これほどの指揮者をBPOはなぜ放っておいたのか。
彼の演奏は効果をねらったり、勿体つけたりするような押し付けがましさがなく、
ただ一途に音楽に奉仕している。そんな感じがします。ひたむきに突っ走るブラ2。
沈み込むこむような歌い口で始まるドボ8。オケが人間的な表情を聞かせる
ブルックナー。彼の演奏にはいつも心象風景がふっと浮かんできます。