でんちゃんの最高水準音楽講座Vol.2
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0367でんちゃん
NGNG「二台のピアノは12ヘルツづつ異なった12平均律のピアノで」というのが彼にとっての’正しい’四分音の響きかただったために、通常の四分音とは異なる。
こうでないとダメ、と死の直前までこの考えを譲ることはなかった。後年十二平均律のための作品も増えるが、不本意な選択であったはずだ。
1970年代、前衛の停滞以後、その独自な音楽語法が評価され、雑誌にも乗った。そしてラジオフランスからたった一曲の委嘱が来るものの、その作品は未完に終わった。(バリフが補筆したストリングトリオ)
此奴の最大の傑作は、フォッカー・オルガンのための「ウルトラクロマティックエチュード」かもしれん。四分音ではなく五分音に近い31音音階で書かれているが、奏者が複数ではなく微分音を操ることができるので、ピアノ作品よりも長所が発揮できている。
でんちゃんはな、今から13年以上前に「四分音による24の前奏曲」の第一曲を聞いたことがどうしても頭の中から離れんのや。
もし、偶然FMラジオをつけていなければ、微分音が人生の中で大きなウエイトを占めることもなかっただろう。ピッチの抑揚に感情ではなく科学を見出すという、茨の道を躊躇なく選択した意地がでんちゃんの胸にこたえるのじゃよ。
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