アバド/COEのシェーンベルク「室内交響曲第1番」は本当に良い。
基本としてはテンポの速い箇所は快速に進めて遅い箇所はたっぷり歌わせる
という作りの演奏だが,どのパートも十分に鳴り切っているところがいい。
若々しいオケの意欲とアバドの覇気とが噛み合った名演だと思う。

96年のザルツブルクでマーラー・ユーゲントとやった「グレの歌」がとても
良かったらしいが,シェーンベルクに関しては若いオケの方が合っているのかも。
いま「Abbado資料館」のマーラー・ユーゲントとの演奏記録を調べてみたが,この
オケと物凄い数の演奏会をこなしているのに驚くと同時に,レパートリーの多彩さ・
演奏した都市に興味を惹かれた。特にベルリンの壁崩壊以前の87年には東欧
を中心に回っている。もともと東欧出身の音楽家を集めて結成したオケという
事情もあったろうが。アバドに一度是非日本にも引き連れてきて欲しい。
↓グスタフ・マーラー・ユーゲントオーケストラ公式サイト
http://www.gmjo.at/
今年の夏はヨーロッパで「パルジファル」/バルトーク「弦チェレ」・ラヴェルPf協・
ドビュッシー「海」をやるらしい。