>>356
私が聞いたのはフィルハーモニーでの演奏で何日目かは
忘れたのですが...

曲の名前からイメージされる、重厚で荘重な音楽を期待すると
「え?」と思う演奏かも知れませんが、モダンで透明感のある
演奏なんですよ。なんというか、ブリテンのテナーとホルンの
ための弦楽合奏(?)に通じるような、透明な空間。とにかく、
聖杯のテーマがすごく効果的に処理されていて、それが出てくると
ハッとしました。これはWienのシュターツ・オパーの演奏を聞いた
時には、全く感じられなかったもの。

何度かアバドwith BPOを聞いて思ったのですけれど、彼の
持ち味は、決して「ドイツ的」なものではないんですよね。
そして現在のBPOも、いわゆる伝統的な「ドイツ的」な演奏にも
適さない極めて硬質なオケになっている。パルシファルは、
そのモダンな硬質さを楽しませてくれた、という感じでしょうか。
うまく言葉にできませんが。硬質で透明度の高い演奏、ということです。