青裏で出てるPOとの1964年2月2日のブル8ライヴ、クレンペラーの演奏の中
でも屈指の好演奏ではないかと思いました。(録音がノイジーで実に残念。)
静的でなんか秘教めいたスタジオ録音と比べると、気迫が前面に出まくってい
て(例えば弦のアタックの何とも生々しい激しさ!)50年代の凝縮的緊張感
があり、それでいて60年代の雄大さもあります。4楽章もカット無し(涙)!
ロンドンのブルックナー・ルネサンスはこの演奏で実現されたのだなと実感。
齢80近くにもなってまだこんなに熱くて激越だったとは!一連のEMIスタジオ
録音は、解釈の凄みに唸らされるものの、クレンペラー本来の表現主義的激情
(内向的だが極めて生命的で根源的!)が欠落してしまっているのでは?ライ
ブになるとクロール・オーパー・クレンペラーが甦るのか?あ〜でもEMIのバ
イエルン・ライブにはこういう種類の熱っぽさは無いかな...やはりクレン
ペラーは謎です。難しい...がおもしろい。