自称評論家高本秀行@バーンと自作自演に大忙し
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0136名無しの笛の踊り
NGNG川上敦子の<ピアノ編曲の世界>へ足を運んだ。
目玉はベートーヴェン=リスト編の第9交響曲である。
川上はリストを得意とする技巧派のピアニストであり、
プロ・デビューの演目はブダペスト版(新リスト全集)の
超絶技巧練習曲全曲であったという。
先ずはリストの《リゴレット》のパラフレーズ、楽譜を
用いての演奏だが、豪快な導入部に続く主題のテンポが
対照的に極めて遅く、どんな理由でそうなるのか考え込んで
しまった。 そしてピアノ版第9交響曲、第1楽章からすでに
先が見えたというか、決して速く弾くことができないわけでは
ないだろうが、完成に至らなかったものなのか、あまりにも
テンポが遅いのだ。 第2楽章はより滑らかに進行し、第3楽章、
そして第4楽章、オーケストラでは通常は呈示場面で、カデンツァの
男性バリトン・ソロが入る直前の序奏は相当ぐらつき、聴く方も
緊張したほど。 展開部クライマックスの左手オクターヴ
(右手=歓喜の歌の主題)によるパッセージとオスティートも・・・・・・?
全体的に見ても左右のバランスが今一つで、強弱をつけるのに精一杯の
ようであった。 それでも実演でピアノ版《第9》を聴けたことは
意味があるし、欲を言うなら、安全にまとめようとせずに、危険で
あってもあえて60分台あるいは70分台に収める冒険をしてほしかった。
(85分は少し長すぎる)。
(12月26日・東京オペラシティ・リサイタルホール)
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