クラシックの演奏家って、眉間にシワ入れたりしてやたらと深刻ぶった
表情こしらえて演奏するでしょ。でもジャッキーがユニークなのは、
そういった「はからい」に無頓着なとこなんだよね。
いつしか出来上がってしまった、クラシック演奏とはしかじかなものという、
ある意味ルーティンな様式からあっさりと離脱して、自分の奥底から命じてくる
声こそに忠実に応えたってところが、彼女に端倪すべからざる演奏家としての
評価を与えているのじゃないのかな。
もっともその反逆的なところが(もちろんジャッキー自身にとっては反逆でも
なんでもなく、ごく自然な表現なのだが)、彼女の評価の分かれ目ともなって
いるのだろうけれど。