グメーオールを聴きに行ってきたよ。
ユーフォニウム奏者:牛渡克之氏のリサイタルのプログラム中に演奏されたので、
会場には牛渡氏の生徒と思われる制服姿の女子が多数。
そういう場でクセナキスを演奏する大井氏は剛の者なのか、それとも周りが見え
てない○×者なのか・・・
ただ、グメーオールはクセナキスの曲としてはイマイチでした。「エリフソン」
と同じ1974年に作曲された曲で、樹形的に音響エネルギーが枝分かれしていくコ
ンセプトの曲なのだが、キーを押さえていないと音を保持してくれない楽器で複
数の声部を同時に弾くのはピアノより遥かに難しい感じ。ヘルマやエヴリアリを
見事に弾いた大井氏の打鍵をもってしても、音の出が不明確なオルガンでは、リ
ズムの正確さを客席が認知できる形でプレゼンテーションするのは殆ど不可能。
よって、客席で聴いていた多くの人々にはデタラメを弾いているようにしか見え
なかったかも、という残念な結果に終わったと思う。
発泡スチロールの板を使って、演奏台のキーを全部押さえてクラスターを形成し、
大音量のクライマックスを作り出すのだが、そうした効果も空回りした感がある。
初演場所と同じオルガンを使って弾けば、もっと違う側面が見られるのかも知れ
ないけれども。