私は環境により物心つく前から絶対音感が身に付いている。
ピアノをやっていた話はしたが、絶対音感があるなんて一言も言ったことはない。
んなこと恥ずかしくて言えるか。言ってどうする。
・・・私は答えた

「絶対音感があるが、雑音はあまり気にしていない。」
まぁ、当たり障りの無い解答。
このときに彼女は私に絶対音感があることを初めて知り、
少しうろたえ始めた。というのも本当は彼女は
「どうせコイツ(私)に絶対音感なんてあるワケがないから話をふれば
”えー、私、絶対音感なんてないよー。すごいねー”って答えが返ってくるに違いない」
とにらんだのでしょう。私は大人じゃないので、そんなこと言ってあげません。

カンに触ったらしく、彼女は自分の絶対音感っぷりを延々と語り始めた。
試しに聞いてみた。
「音がなっていない状況で突然”ラ”の音発生できるか?」
彼女はだまった。しばらくしたのち、”たぶんできる”と言った。
何度も言うが、私は決して大人ではないので、実際にこの場で試してもらうことにした。
音はケータイの自作曲作る機能で確認ができる。
さー、発声してもらいましょう。

「もう、、最近やってないからわかんなくなっちゃったぁああ」

といいながらもがんばって発声してくれた彼女の音は
#レとミの間くらいの変な音。
その後私がラの音を無事発声してあげ、もちろん音はピタリとあたっており、
彼女は二度と私の前で音楽のことすら語らなくなりました。

こんなアホなことで初めて”絶対音感があって良かったなぁ”
と思ってしまったとある夏の出来事です。