>NBCとのベートーヴンのヴァイオリン協奏曲より
>NYPのほうが音がやわらかいです

1940年ハイフェッツ/トスカニーニ・NBC交響楽団の
ベートーヴェン・ヴァイオリン協奏曲はNBCライブではなく
RCAスタジオ録音での演奏で、現在までに発売されたSP、LP、CDでは
RCA技術者が録音した78回転SP録音から採られています。
数年前に米国議会図書館でこの1940年RCAスタジオ・セッション
を記録しているNBC33回転ラッカー盤がニューヨーク公立図書館との契約で
調査していたSeth Winnerによって初めて発見されました。
RCAによるSP時代の編集では使われなかった別テイクの第1楽章も
含めて収録されています。
このNBCラッカー盤やその保存用コピー(アーカイブ・コピー、保存用復刻テープ)
からCDが発売されたことは、現在までのところありません。
NBCラジオ録音部門の技術者がRCAとは別のマイクをセッティングして
RCA技術者と同時並行して録音したのですが、
1937年以降トスカニーニ・NBCライブをラッカー盤に
ダイレクトカッティングする経験を重ねていたNBCラジオ録音部門の技術者は
8Hスタジオの音響を熟知していたのでマイクを適切な位置に
セッティングすることができたのです。
NBCラジオ録音部門が1930年代後半から1971年まで使用していた
16インチ33回転ラッカー盤とRCA78回転録音では
物理特性に大きな差があるわけですが、それに加えて、
RCA78回転録音にはリミッタ―の過剰使用によるらしい強い歪み感があります。