アッカルド/カニーノ演奏のモツVnソナタを今日一日かけて聴き
通しました。イタリアの抜けるような青空を思わせるような、軽や
かで歯切れの良い、清々しさあふれる好演です。今まで、パールマ
ン/アシュケナージのDG盤しか聴いたことがなかったので本当に
新鮮な響きに心動かされ、気分も健やかに一日を送れたことを幸せ
に思います。パールマンのも美しいのですが、悪く言えば、厚化粧
を施した大人の顔(かんばせ)を見る思いだとすれば、アッカルド
のものは、若さゆえに様々な感情が迸るように出て、表情を抑える
ことを知らない若者の顔を見る思いがするというところでしょうか。
アッカルドがこれほどの美音の持ち主だとは知りませんでした(彼の
演奏する音盤はこれまでロッシーニの弦楽ソナタ集しか聴いたことが
なかったのもありますが)。弦の国、イタリアというフレーズを思い
出さない訳にはいきません。