【講義8】
よっしゃ。講義始めるで。今回はベルリオーズやな。
ベルリオーズ言うたら、まあ、なんちゅうても幻想やわな。
お前らの中に、幻想弾いたことあるヤツおるか?
コルレーニョ、あれかなんわな。弓傷んでしまうもんな。
マーラーなんかもしょっちゅう出てくるけど、幻想が初演されたんは、
ベーさんの第9の6年後やで。ビックリするわな。クラシック音楽好きなヤツって、
たいがい一度は幻想にハマるやろ?それも中高生くらいやな。何でや思う?
それな、若いからやねん。ベルリオーズが27歳の時の作品や。
惚れた女優に相手にされん腹いせに幻想書いたっちゅう話しあるわな。
けど、それだけやない。若さゆえに、いろんなことに挑戦したんや。
管弦楽でどんなことができるやろ、楽譜でどこまで伝えられるやろ。
ベルリオーズはずっと探索してたんやで。挑戦してたんや。
コルレーニヨつこても、グリサンドつこてもええやないか。
(当時)無名の作曲家が有名女優に恋してもええやないか。
5楽章なんか「狂気」とか言われるけど、ワシは健全な精神やと思うな。
あれかて楽譜の上では変拍子つこてへんねやで。挑戦や。
あのごっつうでかいミサ曲かて、メチャメチャな挑戦やろ。
どや、これでちょっとはベルリオーズのこと分かったんとちゃうか?
ほなな。今度はちょっと順番ちゃうけど、ブラームス教えたるわな。