古株の音楽評論家なんて、実はどうでもいい。どうせいつかは消える。
問題なのは、若手や新顔の層の薄さ。あるいは、骨太の新顔・若手を
起用できない/発掘できない、編集部の体力のなさ。

何年前だったか、レコ芸自身が「批評を考える」というような特集をして、
その後、新顔が続々出てきた時は、危機感の表れかと結構期待したんだ。
しかし、結局は、単に文体の面白さをウリにしている程度の人ばっかり。
そのうち、編集方針も元通り。結局、あんな特集したのも、単なる免罪符だった。
同じ頃、非音友系の出版社からもいろいろ出たが、これも奇をてらっている
だけだったのか、昔の社会党のように、何でも自民=音友に反対、という路線が
破綻したのか、線香花火に終わった。

レコ芸は、いっそのこと、情報カタログ的路線にした方がいいと思うよ。
ちょっと前は、インターネットを使える奴が「レコ芸の評論家は最新情報を知らない」
なんて悦に入っていたが、最近は誰もがインターネットできるのが当然になる反面、
サイトもめちゃくちゃに増えてきた。
だから、若手評論家には、得意な分野を割り振って、国内外のクラシックのHPを
一日中サーフィンさせ、ヲタが喜びそうな情報、ニッチな内容、何でもかんでも
毎号掲載するんだ。
多少情報が古くても、くだらん評論や、現地の駐在日本人が見たオペラやコンサートの
感想短信(一体何十年前の発想だ?)なんかより、ずっとマシだと思うよ。