>>103
実は、ボニーの前にも、ひとつピアノ伴奏版のCDがあります。Gabriele
Fontanaというソプラノが、エリック・ウェルバの伴奏で歌っています。
このCDには、ウェルバがシュトラウス自身にピアノ版を作る erstellen
ことの許可をもらい、作った版をシュトラウスに見せたことが書かれています。
それでも、あのように沢山のピアノ伴奏の歌曲を書いたシュトラウスが、
晩年にオケ版として出版したことを考えると、オケ自体の豊かさと、声の
豊かさとが作り上げる世界を前提としていると考えざるをえません。
ぜひ、オケ版を聴いてください。私は最初にオケ版(ご多分に漏れず
セルが伴奏したシュヴァルツコプフの録音を聴きましたから、ビアノ版しか
知らない人が、オケ版を聴いたときに何を感じるのかとても興味があります。
私の手許には22種類のオケ版と2種類のピアノ版がありますが、最初は
どれを聴いてもいいのではないかと思います。ただ、比較的録音のよいものから
聴かれるのをお薦めしたいと思いますが。