一応4回聴きました。
この人の音ってオケからストレートに来る音と、ホールを鳴らすように伝わってくる音があって、
その二種類がコントロールされながら、
あるときは同時あるとき片方だけというかんじで、鳴らしている。
録音では前者の方の音しか入ってないので、それがとにかくものたりない。
だけど上にあがってた「運命」はちょっと後者の響きの雰囲気が感じられて嬉しい。

音量はとにかく大きい。特に弱音が小さくよくとおるので、強弱の差は尋常じゃなかった。
あと客の入りは東京公演でブラ2のやった日なんか七割程度しかはいっていなかった。
初来日や二度目はそうでもなかったようだけど、三度目あたりとなると
2年に一度来てたから今みたいに神がかった感覚は聴く方には微塵もなく、
顔なじみのソ連の巨匠という感じで、聴衆も真剣かつリラックスして聴いていた。
当時ソ連の音楽ファンがこのムラヴィンスキーの「日本定期公演」わ羨ましく思い、
「確実に聴きたければ東京に行け」といっていたほどだったらしい。
ムラヴィンスキーを聴くことが贅沢だったとわかったのは、この指揮者の来日が途絶えてからだった。
根性があればあと2回は聴けたのだが…。

こんなもんでいい>>105