一応モーツアルトに比肩する(と言われると本人は嬉しかったらしい)天才なので?
作品の質は安定して高いと思われ。特に戦後の作品にはダメなものはないような。
自演盤の質も安定して高いので、ハズレはない。嫌いなら全部嫌い、ということか?

「ピーターグライムス」をはじめとする一連のオペラや「ウォーレクイエム」のような
大規模な声楽曲が有名だけど、とっつきやすく、これぞブリテン!と思われるのは、
「セレナード」「イリュミナシオン」「ノクチュルヌ」という愛人、じゃなくて
盟友ピーターピアーズの独唱をフィーチュアした作品を集めた1枚。まずはこれ。

そのオペラはどれも良いけど、カウンターテナーのデラーがオベロンを歌った
「真夏の世の夢」は特に万人向けに親しみやすい感じ。
逆に濃いのは、小規模で教会上演用寓話劇と呼ばれる作品の中でも特に有名な
「カーリューリヴァー」。これは日本で見た能の隅田川に触発され、子供を捜し求め
て狂った母親の心情がオンナなどに表現できるか!と言わんばかりのピアーズの熱演。

器楽曲では、有名な「青少年のための管弦楽入門」や「シンプルシンフォニー」
も悪くはないけど、まずはリヒテルがソロを弾いたピアノ協奏曲を聴かねば・・・
ロストロポーヴィッチがソロを弾いたチェロシンフォニーでは、その名の通りさらに
充実したオケが聴ける。

といったところでどうでしょう?