人気音楽家、小澤せいじスレ
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0426名無しの笛の踊り
02/05/04 22:21ID:???とつの点にのみ共通点があります。それは、この2人がオペラ、コンサート
などを指揮して「これは名演だ!」と聴衆に感じさせる作品というのは、いろ
いろの出来事、エピソードの展開が速い場合、つまりひとつの場面から次の場面
への展開がわりとめまぐるしく生起する作品の場合が多い、ということです。
こういう作品には例えばオペラで言えば、「フィガロ」「コジ」「アリアドネ」
「アラベラ」「ファルスタッフ」「オテロ」「マイスタージンガー」などがあり
ます。(もっとも、小澤さんは68年だったかのザルツブルクでのコジで大失敗し
ていますが) こういう作品には、瞬間瞬間の輝きというか、そういうものが必
要な作品が多いです。
では、こういう傾向とは正反対の作品(つまり、それほどめまぐるしくストーリ
ーが展開せず、スパンの長い作品)といったらなんでしょうか?ズバリ言えば、
「トリスタン」と「パルジファル」だと思います。こういう作品には、「旋律線
の息の長さ」は勿論のこと、音楽時間の概念が、単なる時計時間の経過の外側に
存在しているような感がある作品なのです(あくまで私の感じ方では)。
ベームの「トリスタン」の録音は確かに名演ですが、しかし単に指揮だけとれば
、もっとすばらしい「トリスタン」を聴かせる指揮者は何人もいたでしょうね。
私は、なにかそのあたりに原因があるような気がします。つまり、何故ファン
がそれほど小澤さんのワーグナー作品の指揮を切望しないのか、という原因が
....。そして、ファンが切望してこなかったがために結果として小澤さんは
ワーグナーとは縁遠かった、ということも言えるような気がするのですけれど....
小澤さんがベルリンフィルを指揮して、フリップスに入れたワーグナーの序曲、
前奏曲の録音がありますが、それを聴いた感じでは、なにかとても淡白で、燃
焼に持続性のない演奏に聴こえた記憶があります。まあ、その録音は80年代前
半の録音で、現在の小澤さんとは違うでしょうけれどね。
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