伝説の日本ブルックナー協会のさる幹部Q氏の話。

80年代の中頃、神戸の御大の御自宅に挨拶に逝ったら
お得意のビーフシチューをご馳走してくれたそうな。


食べはじめてしばらくして御大が奥様に曰く、
「おい、これ食ったら出掛けるから靴下出しといて」
奥様、一生懸命探すが、出てこない。1階と2階を逝ったり着たりしているうちに
しびれを切らした御大が「無いのか!」と一喝。奥様オロオロ。
Q氏もこの場で何を言えばよいのやら困り果て、場をしのぐために「先生、シチュー美味しいですね!おかわりいただけませんか?」と
とっさに御大に声をかけたそうな。
「おっ、ウマいか!そりゃ若いんだからな、こんなもの3皿4皿くらい平らげなきゃなあ!」
機嫌を直した御大、自分の分も一緒にと皿を2枚持って台所に。
しばらくして、「あった!あったよ、おい!」と台所から大きな声が。
なんと、靴下はシチューの鍋の中にあったのです、両方とも!!

これは古くからの朝比奈ファンの間では有名な話です。
さて、御大とQ氏、おかわりのシチューをどんな顔して食べたのでしょうか。
 
                                (完)