さて、そろそろ部外者にもわかるように解説すると、
ベルクは、基本的に善良な家庭人だった。
しかし、少年時代に女中さんに手を出し妊娠させてしまったり、
逸脱的な側面があり、
作曲当時は歓楽街の女性に懸想していた。
このように、社会から外れてしまった女性への共感を基本に
作曲されたのがこの作品で、原作は
ヴェデキント「パンドラの箱」「地霊」の2部作の戯曲。
全体は3幕のほぼ完全な対称構造をなし、12音技法を
駆使して書かれている。