小澤征爾 ニューイヤーコンサート2002 Part3
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0592無しの笛の踊り
NGNG演奏会としてはちょっと立派すぎたかな、と思えたほどだ。小澤さんはいつでも最
高最上の演奏を目指しているのだろう。今回もその例外ではない。かつてたとえば
カルロス・クライバーなどという大御所が指揮したときは、実際はそうでもないの
だろうが、いかにも楽団員にお任せという感じだった。ちゃめっ気も発揮しながら、
軽やかに盛り上げていった。それはそれで楽しかった。小澤さんは、それとは違う。
中身の濃い、深みのある演奏を目指し、成功したのだと思う。「彼はよく準備して
いる」と楽団員も語っていた。小澤さんはそうやって評価を高めてきた。この秋、
世界最高の歌劇場のひとつウィーン国立歌劇場の音楽監督に就任する。欧州では、
元日から単一通貨ユーロが流通し始めた。今年は日英同盟100年の年でもある。
小澤さんの活躍も含めて欧州に目が向く。(天声人語より)
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