みんなBPOの弦の中低域のこととか、ラッパの話している。ボクはそのことも
だいたい賛成するが、しかしボクが最近(というか、カラヤン時代末期から)
のBPOに不満なのは「ヴィヲロンの溜息」の音だ。

かつてのBPOのVnは、脇がしまっていて粘りのある音を出していたし、強く透明
に歌っていた。そういう音は80年代以降は姿を潜めてしまった。あの音は、戦後
といえどもケンペやバルビローリとの録音でもはっきり聞き取れたし、カラヤンの
リングの録音などでも健在だった。 ボクにとっては、あれこそBPOの音の典型だった
と言いたい。