>>115
あえて牽強付会じみた政治的解釈をすれば・・・

アバドはカラヤン時代の「ラプトゥス」(忘我)を感じさせる音作りに背を向けて
より散文的・理性的な音色を目指した。ベルリンという都市の過去・カラヤンという
人物の過去を考えればこれは必要なことだった。またシェフ就任と東西ドイツ統一
との時期が重なったこともベルリンフィルをより国際的なオケにするための動機と
なった。年毎のツィクルス・テーマに純ドイツ的なものが見当たらずむしろ
全ヨーロッパ的なもので固めたことも以上と軌を一にしている。とはいえ音楽的には
カラヤンを継承した直後の時期の方が受けがよく,独自の音世界を確立した矢先に
辞任するのはまったく皮肉だ・・・