もともとニューイヤーは常任制で、クラウス(48-54)→
ボスコフスキー(55-79)→マゼール(80-86)、と86年
までは毎年同じ人が振るものだった。つまりルーチンな
定期行事であり、誰の指揮が最高、などと気張って考える
ものではなかったのだ。

ところが、87年のカラヤンは本人が強く希望して無理矢理マゼールを
押しのけ実現。これ以降、色々な指揮者が回り持ちし、
ウィーンの正月行事性は薄れ、むしろウィーンのスター
指揮者のお披露目の場として、毎年CDが売れる
ように人選している。

要は87年以降のニューイヤーはそれ以前と性格が
違うのであり、昔ながらのウィーンの行事を期待するのは
もはや無理。評判の高いクライバーだって全く
ウィーンらしくはない。