ポンキェッリ「ラ・ジョコンダ」は出た?
わたくしこれが好きでたまりません。

@アランジ・ロムバルディ主演1931年録音・スカラ座管絃楽団。
Aカラス主演のトリノ旧盤。
Bカラス主演のスカラ新盤。
Cチェルケッティ主演の豪華キャスト盤。
Dカバリエ主演のバルトレッティ盤。
Eマルトン主演のヴィーン実況録音。
F曾我栄子女史主演の第2・4幕NHKスタジオ録音。

これだけ取り替え引き換え聞いていると、
Cのシミオナート・バスティアニーニ・シエピは文句ナシとはいえ、
やはりABカラスのジョコンダは捨てがたく、「自殺」のアリアなど
旧盤の低音のドス・新盤の無常感、双方聞き飽きることはございません。
新盤競演のコッソットは声はともあれ芸が浅く、旧盤競演のバルビエリの敵では
ございません。
聞き逃せないのが@。この大時代な曲が大時代なキャストにぴったり。
指揮のモラヨリは老練無比。昭和6年にしては音もまずまずであります。
第2幕幕切れが通例一部省略されるのは惜しいのですが、Dは完全録音。
Fは今となっては珍物。20年ほど前のエア・チェックで、故ニコラ・ルッチ指揮。
日本語訳詩です。
ミラノフ主演・ディ・ステファノ競演の盤は以前聴いたものの、大味でした。

それにしても、良いキャストを組み新国立で出してくれないものでしょうか。
先年来日のブルガリア・オペラは、盛りを過ぎたディミトローヴァはともかく、
全体の演奏は雑。終幕はほとんど半分にカット。
近年無類なひどい公演でした。