去年秋に出たシューマンのDavidsbundlerとConcert sans orchestreのCDは
待望の1枚でした。前者については、同系統で万人受けする謝肉祭でなく、
ダビッドの方を選んだのが玄人受けするし、演奏はとてもポエティック。
後者op14は僕のとても好きな曲で、かつていろいろ探し回ったのですが、
いい録音がなく、幌ビッツので我慢していたので、ポリーニのは天の恵みでした。
ホロビッツのはスケルツォも入れて4楽章の録音ですが、ポリーニはここでも
初版にこだわってスケルツォを省いているのも彼らしいところ。実は、もう20年
くらい前になりますが、FM放送で今回の2曲が流れたことがあり、録音してしばらく
聞いてましたが、もうテープがボロボロになって10年以上聞いていなかったので、
今回のCDはまさに救いでした。

それから、シューベルトの3大ソナタまではライナー・ブロックがRecording engineer
でしたが、彼が亡くなってからのポリーニのCDは明らかに音質が違います。ライナー・
ブロックが手がけたミケランジェリなどの録音もすばらしいものでした。録音技師の腕
一つでCDの音がずいぶん違ってくるものだと感じられます。