しかし、現代音楽は理論ばかりで感覚的な作曲では無い、という言い方は、何故に
ああ断定的に語られる程に、主流になってしまったのだろうね。

私見では、それまで徒弟制度的なシステムの中で受け継がれてきた作曲という方法論
が、第2次大戦後はダルムシュタットのようなところで広く公開されることになった
ため、作曲の方法に対する評価を含んだ評論が現代音楽評論では一般的になり、そう
いうことの積み重ねが、現代音楽=理論先行というイメージを作りあげたのだと思う
次第。

だから、実際に聴いて楽しんでいる奴と、知識でだけ知っている奴とでは、現代音楽
に対する態度に違いがあって当然とも言える状況なのではないか?