じゃあ五番に感動した心理を簡単に自己診断してやろうじゃないか。
その前に!私は現代は一応一通りは聞いている男でござる!
ただの盲目的なファンではないことはどうか理解してくれ。

まず、「運命」を恥ずかしさや「てらい」を押しのけて引用した事が心を打った。
それには「運命」を引用しようとして結局ためらった別宮貞雄が客席にいたことも
作用した。これはそうできるもんじゃありませんよ。

さらに彼の楽想は自分が慣れ親しんできたアニメやゲームを彷彿とさせるもの
だった。自分が過去プレイしてきたゲームの感動的なシーンがノスタルジーと共に
沸き上がったのだ。これが「知性がない」だとか「程度が低い」とか言われたら
それまでだが、それが涙腺を刺激したのは確かだった。

あと「自分の若い時からの願望を実現しちゃった」ってこと。
マイナーのGのフォルテで始まりメジャーのCのフォルテで終わる。
なんかカッコつけた曲書くとどうしてもピアノで始終してしまうが、
そこをかれはフォルテでやって見せた。

確かに吉松はチープな面があるかも知れないが、いわゆる「現代音楽」
を聞く姿勢と吉松を聞く姿勢は大きく違うのだ。
高級な料理は確かにうまいが、
よくマクドやカップラーメンが無性に食べたくなる様に、、、。
また文芸・文学の間に漫画が読みたくなる様に、、、。

ただ吉松は「なんか高級そうなB級料理」
「文学チックな漫画」って感じするけど。