>>479
「遅い」ということでは一括りにされてしまいがちだが、
作り出した音の世界は全く異質。ひたすら個人的に感情的に粘りまくるジュリーニのブルックナー。
ほんと「壮大」なんていうものじゃなくてひたすら情念がむき出しになっているというか。
うまくいえないけど、チェリの音が「宇宙」とすればジュリーニは「深海」という感じかな。
9番の終楽章がどことなく救いのない感じになっているところも面白いところか。

俺はチェリの方が好きだけど、感情まみれの、ただし決して安っぽくない
本物の感情まみれのブルックナーを聞きたければいい選択かと。
7番みたいなもともと感情的な曲だとちと世界がまとまりすぎている感じもするけど。

チェリとの違い、も面白いけど、「ヴァントと正反対のブルックナー」ただし上質。
といった方が近いかも。