>>408
ちょっとマジレス。チェリが認めた演奏家ってのは共通点があるわけじゃない。
ちゃんと語っていても記事になる段階でカットされて、よりエキセントリックな
印象になることが多いわけ。その時々でニュアンスがあるわけで。
シューリヒトに関しては縦と横のバランス、特に対位法的な書法のものが
よく聞こえてくる、あるいは繊細にニュアンスづけされている、といった意味で
いい指揮者だ、というわけ。例えばストコフスキーもいい、とは言うものの
この場合は音楽的にではなくて、(フィラデルフィアで後任になったムーティと
比較して)音色の多様性と豊富なアイディア、といった意味合いで評価しているわけで逆に言えば
ムーティは音色に対して鈍感だ、と。
曲に関して言うこともかなり面白い。チェリは総じてベートーヴェンの交響曲を
あまり評価せず、特に5番をボロクソに言ったりする音楽家にしては珍しい人ですな。