朝比奈氏が自覚していようが、いまいが彼の音楽は本場流とかドイツ的
とかというのとは違う。そこは誤解をうみやすく、ヴァントやチェリファンを
どうしようもなく苛立たせるところでもある。しかし、何と言おうと彼の音楽
は斬新ではある。もう、お手上げ!なら聴かなきゃ良い。彼のなかに、
斬新な荒削りな(文化的考察まで含む),パズルのかけらを見だし、それを
(日本的なと言って良いが)ほとんどのファンは無意識だろうが、
「自分のもの」として追認、再構築したい欲望にフィットした格好
の素材となりえる音楽ともおもったりもする。