かつてのポリーニは技巧の冴えもさることながら音楽的知性でも
際立っていた。たとえばシューマンの「交響的練習曲」(81年録音)
などそれぞれの変奏の曲想・テンポ(リズム)の違いをあれほど
鮮やかに弾き分けた演奏が他にあるだろうか? ああした
「演奏による曲目解説」にかけてはポリーニとハーゲンSQが双璧
だと思うが。(ブーレーズもそうか? こちらはちょっと留保。)
あの「知性」を捨て去ってしまったらポリーニには何も残らない・・・