>>451
ボクも最近のポリ−二については納得できないものを感じる。
勿論、100%完璧な演奏などありえないのは現実だけれど、いったい
ポリ−二本人にこの問題に関してどういう自覚があるのだろう?
少なくとも「技術的完璧」が最終目的だ、などという青二才的な気持ち
を持つ年齢は脱しているはず。 そうなると、「倫理的完璧」(遠山
一行氏の用語を借りれば)を求めようという姿勢なのだろうか?
完璧は倫理的な目標だ、というような姿勢はあるのか? 遠山氏の批評
によれば、彼にはそういう姿勢が感じられる、とのこと。だから、実際
にミスタッチしようがどうしようが、ポリ−二というのは完璧だという
イメージは壊れないのだ、というのが遠山評。

しかしボクは、昨今のポリ−二を聴くと、そういう技術とは別の次元の
ものを求めているようにも感じられない。今年のサントリーホールでの
リサイタルを聴いても、あまりにも彼らしくないミスが目立つ。その
くせ、聴衆が拍手喝采すると、それだけであっけらかんと喜んでいる
表情。

ボクは、ポリ−二の筋力が落ちたからどうこうというようなことには
興味ない。年をとれば筋力が落ちるのは当たり前だ。ポリ−二だって
誰だって同じことだ。 要は姿勢の問題だ。 いったい彼はどう音楽
に向き合っていこうとしているのか、さっぱりわからない。