>>353
ツィメルマンをグルダ御大と比べるのは酷だよ。あのツィメルマンの評判になった
ドビュッシーのプレリュードだって、古い録音ではあるがグルダの弾いた録音と比較
すれば、グルダのほうがずっと上だ。
オレはツィメルマンはそれほどいいとは思っていないが、とりたてて悪いとも思って
いない。あえて弁護すれば、長所はツィメルマンの音楽のクリスタルなところかな。
これはタッチそのもの、音そのものが硬質透明という意味ではない。作り上げよう
という音楽のイメージが、そういうところを目指しているという意味。 そして
そういうクリスタルな音楽に、ちょっとだけ悲哀感のようなものが顔を出す。そういう
ところに魅力がある。 例をあげれば、シューベルトの即興曲、ショパンのバラードなど。
こういうのは、同世代のピアニストにはないところだ。