>>283
テクニック(メカニック)といっても、要は自分の音楽を表現するため
に必要なだけ備わっていればいいのじゃあないかな。アムラン聴いてる
と、彼にあのテクニックが不可欠なだけの音楽があるようには思えない。
結局のところ、テクのコントロールの見事さとか、技術の生み出す怜悧
な音楽、とかいう視点でアムラン(少なくとも現在の時点で)を積極的
に評価するという、在る意味での袋小路的な評価になるのでは?

たとえばスクリャービンをあれだけのテクで弾いて、ホロヴィッツ、
ソフロニツキーとまではいかないにしても、ウゴルスキー、アシュケナ
ージなどと比較しても物足りないのは、どうもアムランに表現の目的意識
(たとえ潜在的無意識であったにしても)に欠如がないかな?
そういう意識というのは、ピアニストとして大成するのに不可欠と思う
けどね。 意地悪く言えば、main stream の音楽を避けてニッチな作
曲家の作品を狙い撃ちにしてるよう見えるのは、そこいらへんの意識
の欠如を本人が自覚していて、自分で隠蔽しているのではとさえ疑い
たくなるのだけどね。