W.クリスティ@レザール・フロリサン
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NGNGクリスティは音楽家の中でも、世界的に見て極めて高い高学歴のインテリで
あること(ハーバード大及びエール大院卒)が、子供の頃から音楽教育だけ
を受けてきた他の教授陣のお気に召さなかったようです。彼のインテリぶり
が気に食わなかったのでしょうね。
二番目に、いまだにヨーロッパの音楽界でも古楽関係者は馬鹿にされてい
るところがあるそうです。イギリスやベネルクスはともかく、ドイツやフラ
ンスは(最近はそうともいえなくなってきましたが)古楽器演奏の面では後
進国である為、特にその傾向が強いそうです。フランスでのクラシック関係
への政府の助成においてレザール・フロリサンなどの古楽器演奏団体全てが
受け取る助成金の総額は、一地方の管弦楽団に過ぎないボルドー国立管弦楽
団への助成金よりも少ないそうです。政府としてもこうした姿勢なわけです。
まあ、保守的なところがあるということですよね。こうした背景がある上に、
クリスティは元アメリカ人で(現在はフランスに国籍を移し、イギリスに在住)
インテリで古楽関係者。どうみても立場が厳しいですよね。フランスではまず
音楽院に予算を与えて、音楽院内部の教授会でその予算の配分を決めるという
システムになっているそうなのですが、以上に述べた理由もあって、その予算
配分の場でクリスティは相当嫌がらせを受けたらしいのです。あのプライドが
高く極めて神経質なクリスティが、この状況をどのように受け止めていたか。
皆さんご想像がつきますよね。それが1996年の教授辞任につながったわけ
です。その頃録音したCDに「魔笛」がありますよね。あの解説書の中でのク
リスティのヒステリックなまでのモダン楽器演奏批判には、こうした背景があ
ったのです。
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