以下、マジレス補足。長文ごめんなさい。
蕨粉は大変希少なものです。
澱粉なのでその他のものを混ぜた代用品がかなりの割合で出回る理由です。
材料屋から「蕨粉」と思い込んで仕入れても安価なものは
大部分が蕨以外の澱粉質ですから、職人自身知らずに
使っている人もいるようです。

この間もあるネットショッピングモールに、蕨を蒸して
羊羹状にしたものを三角に切って「本蕨餅」として
大人気販売中とありました。
葛や寒天などあるいはゲル化剤を混ぜないとあのようには
ならないので、消費者にこれが蕨餅と誤解を与えます。
正しく表示して欲しいものです。

面白いことに昔から代用蕨餅はあったそうです。
林羅山の紀行文に、
「ある土地で旅人に人気の蕨餅が実はくず粉を混ぜて蒸し、
黄粉に塩を入れて掛けて食べさせた。
旅人は皆、蕨餅と思いそれが実は葛餅だとは気がつかなかった」
という話があるのです。

昔から蕨粉はくず粉よりも貴重だったんですね。
もちろん今はくず粉すら代用が多いので本物を
知らない人が多いようですが。
本物の葛製品は時間が経過すると白濁します。
冷蔵も適しません。いつまでも透明で冷蔵も出来る、、、
なんてのは本葛ではないのです。