ランチパックの裏面に
【このパンには品質改善と風味の向上のため臭素酸カリウムを使用しております。】
【残存に関しては厚生労働省の定める基準に合致しております】
と注釈に注意!

【臭素酸カリウム】(しゅうそさんカリウム、potassium bromate)
カリウムの臭素酸塩で、化学式 KBrO3 で表される無機化合物である。
臭素酸カリウム自体は不燃性だが、強力な酸化剤であり、他の物質を酸化させる作用がある。
このため、第1類危険物に指定されている。
加熱により分解し、有毒で腐食性のある気体が発生する。炭素、リン、硫黄などと激しく反応
し、火災の危険をもたらす。
有毒であり、発癌性も指摘されている。

1992年、第39回JECFAでは、新たな毒性学的データが評価され、経口投与による長期
毒性・発がん性試験では、ラットにおいては腎細胞腫瘍、腹膜中皮腫、甲状腺ろ胞細
胞腫瘍が発現し、ハムスターにおいては腎細胞腫瘍の発現率のわずかな増加が認めら
れたとされています。これらの知見及び in vivo 並びに in vitro での変異原性試験
結果に基づき、臭素酸カリウムは「遺伝毒性発がん性物質」であるとの結論となりま
した。また、小麦粉への60 mg/kg以下の使用であっても微量の残留が見られることが
明らかになったため、臭素酸カリウムの小麦粉処理剤としての使用は適当ではないと
され、小麦粉処理剤としての使用の許容量は削除されました。
さらに、1995年、第44回JECFAでは、新たな毒性データはないものの、当時新たに開
発された分析法により、臭素酸カリウムで処理された小麦粉で製造したパン中に残留
臭素酸が検出されたとの報告がなされ、再度、小麦粉処理剤としての臭素酸カリウム
の使用は適当でないと結論されました。